vis aud
what i saw, what i heard
2010'06.10.Thu
★★★★☆
孤独な四人の英国人の女性たち。赤の他人同士の四人は新聞の広告を見て、夏をイタリアの城で共に過ごすことに。四人はこのイタリアの土地で、失っていた友情と本物の愛を探し始める。そして静かにイタリアを去る。また再び訪れるのだ、とそこに目印を残して。
::感想(※以下ネタバレ含む)
イタリア文化について触れている映画を見て感想を書く、という大学の課題に良いのではないかと思って見てみましたが、そうでもありませんでした。イタリアが舞台である意味はあんまりなかったように思います笑。
最後の四人のくっつき方はなんだかなぁと思いました。特に大家さんと女優さんはくっつかなくても良かったのでは?最後に全ての人が救われるというのはちょっと現実離れしていて、ああ、映画なのだ、おとぎ話なのだと強く感じさせられました。
夏にイタリアに行って来たのですが、イタリアの別荘地の雰囲気がよく出ていたと思います。面白かったのは当時の英国人がスパゲッティの食べ方を知らなかったことですね。最初何をやっているのかと思ったら、ナイフとフォーク?でスパゲッティを口に押し込んでいました。ほかにも要所要所で当時のイギリス風俗が出て来て、その都度発見が有ります。社交界のパーティーの雰囲気も興味深く拝見しました。
内容的には大きなイベントもないし、淡々と物語が進んでいきますが、確かに上手に登場人物の勘定の変化を読み取ることが出来ます。かわいそうな物がかわいそうなもう一人に対して同情する、そして心を開いていく様は秀逸。それぞれの女性が語りかけるように独白する部分は、強く視聴者の共感を誘います。
最後はすっきりさわやかに終わります。後味がないです!でもそういう一夏の幻のような描かれ方がこの映画には似合っていると思います。多分一度では読み取れなかった部分も多く有ると思います。もう一度見たい映画です。
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